優木せつ菜を肯定する物語(虹ヶ咲アニメ3話 大好きを叫ぶ)
こんにちは、姫。です。
さて、今回は虹ヶ咲アニメ3話についてです。
テーマは「中川菜々と優木せつ菜と高咲侑」です。
それではお付き合い下さい。
中川菜々について
中川菜々と高咲侑
音楽室で菜々が侑ちゃんに出会ったシーン。
あのライブが最後じゃなくて、始まりだったら最高だろうなって。
……何でそんな事言うんですか。
ふと、考えました。
この時の菜々はどんな想いで自分語りをしたんだろうって。
多分、初めは自分語りなんてするつもりじゃなかったんだと思うんです。
実際に、侑ちゃんに他人事の様に話をしています。
途中までは。
そんな彼女がスクールアイドルになろうと思った事自体が、間違いだったのです。
……幻滅しましたか?
でも、最後だけ違いました。
侑ちゃんに自分の中の意見を述べているんです。
喋っている内に熱くなってつい……かもしれません。
うん、大好きなんだ。
せつ菜ちゃんの言葉が、胸にズシンと来たんだ。
歌であんなに心が動いたの、初めてだった!
でもきっと、菜々はこの侑ちゃんの熱さにあてられたんじゃないかなって思いました。
中川菜々と優木せつ菜
期待されるのは嫌いじゃなかったけど……ひとつくらい、自分の大好きな事もやってみたかった。
生徒会室でCHASE!の動画を見ていたシーン。
様々な期待を背負って、自分のやりたい事をせずに生きてきた菜々。
せつ菜という存在は、そんな菜々にとって「自分の表現方法」であり、何より「憧れ」なんだと思います。
例えるなら、菜々は籠の中の鳥で、せつ菜は大空を翔く鳥といったところでしょうか。
私の大好きが、誰かの大好きを否定していたんだ。
それは結局ただの我が儘でしかなく、私の大好きはファンどころか……仲間にも届いていなかった。
そんな自分の大好きな事で誰かを傷つけた。
なら自分の大好きなんて要らない。
それが、菜々の答えなんだと思います。
優木せつ菜だけが消えて、新しい虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が生まれる。
それが、私の最後の我が儘です。
優木せつ菜について
優木せつ菜と高咲侑
優木せつ菜と高咲侑が屋上で想いをぶつけるシーン。
もう全部分かっているんでしょう!?
私が同好会に居たら、みんなの為にならないんです!私が居たら、ラブライブ!に出られないんですよ!
だったら……だったら、ラブライブ!なんて出なくていい!
侑ちゃんって結構素直に自分の意見をぶつける子ですよね。
このシーンも「ラブライブ!」というせつ菜ちゃんの目標に、正面から意見をぶつけるんですよね。
私は、せつ菜ちゃんが幸せになれないのが嫌なだけ。
ラブライブ!みたいな最高のステージじゃなくても良いんだよ、せつ菜ちゃんの歌が聴ければ十分なんだ。
スクールアイドルが居て、ファンがいる……それでいいんじゃない?
そして、その意見にしっかりと理由付けをする。
きっとみんなこの姿勢に惹かれていくんだと思うんです。
言ったでしょ?大好きだって!
こんなに好きにさせたのは、せつ菜ちゃんだよ!
そして、トドメにこの一言です。
それに対してせつ菜ちゃんは一言零します。
あなたみたいな人……初めてです。
ここまで正面切って意見を述べてくる人に良くも悪くも今まで出会って来なかったが故の戸惑い。
期待されるのは嫌いじゃありません。
……ですが、本当に良いんですか?
私の本当の我が儘を、大好きを貫いても、良いんですか?
もちろんっ!
もうスクールアイドルは辞める、と決心した人にこう言わせている時点で物凄いことなのに、しかも即答で肯定できるんです。本当に凄い子ですよね。
優木せつ菜という存在は、ここで高咲侑に出会っていなかったらこのまま消えてしまっていたのかもしれないですね。
優木せつ菜と中川菜々
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会、優木せつ菜でしたっ!
DIVE!を歌い終わった直後のシーン。
虹ヶ咲学園に優木せつ菜という人物は存在しません。
優木せつ菜は中川菜々ですから。
だからこれは存在証明であり、優木せつ菜を肯定する叫びなんだと思います。
最後に
ここまで読んで下さりありがとうございました。
もう4話も始まっていい時間経ちますが、3話について少し気になったところをまとめてみました。
ぼちぼち4話についても書き進めていきます。(早く書きなさい。)
ぜひよろしくお願いします。
それでは、お付き合いありがとうございました。