Saint Snowの曲に隠された理亞の想い
どうも、姫。です。
独り言、始まります。
今回はSaint Snowの曲について引っ掛かりを感じた部分があったのでそれを読み解いていければと。
まずはSaint Snowの持ち曲を1曲ずつ。
「SELF CONTROL」
最高だと言われたいよ 真剣だよ We gotta go!
夢は夢でも簡単に届かない 特別なもの目指そうじゃないか
そのためだから泣いたりしない
敵は誰? 敵は弱い自分の影さ
わかるでしょう? 弱い心じゃダメなんだと (影さ…ダメなんだ!)
感じようしっかり いま立ってる場所
最高 ! (One more chance time!)
言われたいみんなにね(最高だと言われたいよ)
Dance now! Dance now!
最高! (One more chance time!)
言わせるって決めたんだよ(真剣だよ遊びじゃない)
Dance now! Dance now!
遠くの光へもっとBaby! 一緒に跳びたいもっとBaby!
ふるえる指先知ってても見ないで
大切なのはSELF CONTROL!!
恋だ愛だと騒ぎたくない 孤独なほうが届きそうだから
さあ黙って動いてBreakdown じゃあ惰性の夜からBreakout
もうわかっているんだ 孤独が自分を高めるコト
いま全て勝ちたい ただ前だけ見るって決めたよ
敵は誰? 敵は強い自分の恐怖さ
わかるでしょう? 強い怖れを捨てなくちゃ (恐怖を…捨てるんだ!)
誓うよ 君を凄い場所へと連れてくよ
最強! (Best life,best mind!)
ほかに代わりはないでしょ(最強だと思いこんで)
Dance now! Dance now!
最強! (Best life,best mind!)
代わりなどいないんだと(頂点しか欲しくないね)
Dance now! Dance now!
消えない光がきっとBaby! 私を呼んでるきっとBaby!
迷いの溜息飲みこんだ覚悟で
走り続けるSELF CONTROL!!
最強だと思いこんで 頂点へとWe gotta go!
(CONTROL yeah!)
夢は夢だと終わるなんて できないと気付いたんだ
早く早くと声に出して 退路ぜんぶ消しちゃえ
Dance now! Dance now!
(CONTROL yeah!)
強い強いと思いこんで 弱さをつぶす毎日
外へ外へと向かうEnergy 今日は今日の進化形
Dance now! Dance now!
最高! (One more chance time!)
言われたいみんなにね (最高だと言われたいよ)
Dance now! Dance now!
最高! (One more chance time!)
言わせるって決めたんだよ (真剣だよ遊びじゃない)
Dance now! Dance now!
遠くの光へもっとBaby! 一緒に跳びたいもっとBaby
ふるえる指先知ってても見ないで
大切なのは SELF CONTROL!!
走り続ける SELF CONTROL!!
この曲はSaint Snowの1曲目、言うならば、「Aqoursよりも遥か上位にいた頃」のSaint Snowですね。
見え隠れするのは「弱い心」「恐怖」「迷い」。
それを塗りつぶすためなのか「最高だと言われたい」「最強だと思い込んで」「孤独が自分を高める」という言葉が出てきます。 2人の目標の高さが伺えます。
この曲はSaint Snowの「今はまだ遠い、なりたい理想像を描いた曲」ではないかと考えます。
では、次の曲にいってみましょう。
「DROPOUT!?」
ここまで来ても答えが
わからない 迷いの中
つかんだはずの光は 本物じゃなかった
闇に飲み込まれて
DROPOUT!?
置き去りのpassion 予想外situation
何を悔いたってlost a sensation
必ず手に入れるはずの
輝きはどこにある?
それでもGo to the world
止められない
出口のない夢の先を探そう
Go to the world
孤独がただ 今を歪めるなら
誰を呼びたいの?
いつでも意味を求めて
叫んでる 心の鼓動
確かなものが見たくて 走り続けてたら
闇に愛されてた
DROPOUT!?
悲観でcuration 悪徳へnavigation
それは嫌だってblock your imitation
空の色が見えないのに
輝きを感じてる!
痛みでOut of the world
胸が裂ける
こぼれ落ちた夢の欠片ひろえば
Out of the world
嘆きのあと いつか動きだせる
だから顔上げて…
抑えることなど できない力
持て余してるこの想い
明日が描けない時も夢は 暑く蠢いてる
それでもGo to the world
止められない
出口のない夢の先を探そう
Go to the world
孤独がただ 今を引き裂いてる
誰を呼びたいの? 呼べばいいよ!
この曲はSaint Snowの2曲目、つまりアニメ2期8話の頃の、「Aqoursと同等、もしくはそれ以下の頃」のSaint Snowでしょうか。
SELF CONTROL!!と比べると自信がないように見えます。
「最強」「最高」という歌詞が1つもありませんから。
では、原因は何なのか。
それは「孤独」ではないのでしょうか。自分たちが良いと思ってきたもの。でも、違ったのです。
孤独が「今を歪めて」しまった。
孤独が「今を引き裂いて」しまった。
そんな孤独から開放されるために自らにこう問いかけるのです。
「誰を呼びたいの?」と。
SELF CONTROLが「理想像」を描いた曲というのならば、この曲は「今の現状」を描いた曲。
つまり「SELF CONTROL!!へのアンサーソング」ではないのでしょうか。
ちょっと長くなってしまいましたが、次の曲にいってみましょう。
「CRUSH MIND」
Saint CRUSH!!
誰かのシナリオ Dreaming future
No more trick,no more trap!
騙されたままの Dreaming future
いらないよ Bye-bye
安全なとこから見てるって
私わかるよ
その傲慢な笑顔 大人のやり方ね
CRUSH MIND
答えは今が壊れた後で現れる
CRUSH MIND
迷って泣いても駄目になんかならないよ
何が起ころうとブレない My trust
No more trick,no more trap!
No more trick,no more trap!
硝子の Treasure box 大事だった Toy's box
もうきっといらない みんなココロに入ってる
No more trick 夢見よう
No more trap 自分から
Trickじゃない(No!) Trapじゃない(No!)
Dream comes true!!(Yes!)
経験の意味なんて
それぞれ違うはずでしょ
でも老獪さ気取る 大人は嘘つきね
CRUSH PLAN
例えば全部壊したくなる時はいつ?
CRUSH PLAN
足掻いた時間が無駄とは思わないから
何が起ころうと逃げない My heart
安全なとこから見てるって
私わかるよ
その傲慢な笑顔 大人のやり方ね
CRUSH MIND
答えは今が壊れた後で現れる
CRUSH MIND
迷って泣いても駄目になんかならないよ
CRUSH PLAN
壊して!
CRUSH PLAN
足掻いた時間が無駄とは思わないから
何が起ころうと逃げない My heart
No more trick,no more trap!
No more trick,no more trap!
さてこの曲、位置付けとしてはどこの部分に当たるのか。
私はDROPOUT!?の「その後」、つまりは「DROPOUT!?のアフターソング」と考えます。
その証明として、「答えは今が壊れた後で現れる」「迷って泣いても駄目になんかならない」という歌詞が出てきます。2期8話でのラブライブ!予選、「ライブでの失敗」を表しているのではないでしょうか。
CRUSH MIND…「崩れた心・精神」と訳すことが出来ると思います。
自らの貫いてきた精神が崩れてしまった。でも、「何が起ころうと逃げない」と自分の心に誓う。また進むために…。
そういう曲ではないでしょうか。
さて、ここまでSaint Snowの3曲を簡潔ながら読み解いて行きました。これだけでもSaint Snowには熱い何かを感じますね。
では、ここからが本題です。
Saint Snowの曲でとても有名な「あのセリフ」が歌詞カードには書かれていないですね。皆さんお気付きでしょう。
「聖良…come on!」
そうです、このセリフです。
理亞がSELF CONTROL!!の2番の入る前と、DROPOUT!?の間奏明けに言う言葉です。
アニメでは楽曲について理亞が次の事を言っています。
「詞も曲もほとんど姉様が作ってる」と。
歌詞には無い、そして聖良を呼ぶ。つまり「聖良の考えた言葉ではない」もしくは「あえて歌詞に書いていない」という事になります。
この中で私は「聖良の考えた言葉ではない」と考えます。
というか、「理亞が自分で付けた言葉」で聖良がかっこよかったから採用した、といった所でしょうか。
では「何故このセリフがCRUSH MINDには無い」のか。
それは「DROPOUT!?から前に進んだ・成長した」ということではないでしょうか。
このセリフ、もちろん「聖良」という名前が出てますから理亞が言ってます。
では何故言い始めたのか。これはいくつか可能性があります。
私が思いついたのを上げてみます。
- 理亞が聖良をかっこよく見せたかった
- 理亞に自信が無いから聖良に託した
- 理亞が聖良を呼ぶことによる自身の安心感を得るため
この3つが思いつきました。
正直言ってしまうとどれもあると思います。ですが、私は3つ目である「理亞が聖良を呼ぶことによる自身の安心感を得るため」ではないかと考えます。
もちろんこの中には自信の無さもあると思います。でも、それだけであればCRUSH MINDでもこのセリフは入っていたかもしれません。でもありませんでした。
それは「理亞が成長して聖良がいなくても大丈夫になったから」ではないでしょうか。
アニメ2期8話と9話でルビィと一緒に函館で作り上げた「Awaken the power」。ルビィと語り合った日々。これがあったことによって姉様がいなくても「人と協力していけば何かを成し遂げられる」という事を感じたのではないのでしょうか。
だからこそ2期9話で理亞の口からこの言葉が出てきたのではないのでしょうか。
「Saint Snowはやっぱり続けない…。だって…これは姉様との思い出だから。世界にひとつしかない雪の結晶だから…。
だから、新しいグループで違う雪の結晶を見つけて姉様にもみんなにも喜んでもらえるスクールアイドルグループを作る!…見てて。」
さて、いかがでしたでしょうか。
私は理亞のこの成長を見て涙しました。
みなさんは理亞の「聖良…come on!」について、どう考えますか?
では、次の独り言で。
姫。